基本は米ドルから

基本は米ドル-なじみがあって情報量も豊富

米ドル/円の為替レートは、日々、テレビや新聞で報道されます。日本人にとって一番なじみのある通貨といえば、やはり米ドルです。

 

米国は、GDPが世界第一位と経済規模が大きく、米ドルは貿易における決済通貨として国際的に使われています。最も多く取引され、その動向に注目が集まる世界の基軸通貨でもあります。そのため個人投資家にとっても情報量が多く、取引しやすい通貨です。

 

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固定相場制で1米ドル=360円の時代もあった

米ドル円の為替レートの変遷を振り返ってみましょう。

 

かつては1米ドル360円という固定相場制が採られていました。1971年に変動相場制に移行してからは、日本の経済成長もあって円高が進みました。1980年代の前半は円安でしたが、1985年のプラザ合意(主要5力国の蔵相・中央銀行総裁によるドル高是正の合意)により、円高はさらに進むことになりました。

 

米ドルノ円の歴史の中で最も円高だったのは、1995年の1米ドル79円台です。1998年には147円台の円安となりましたが、その後は円高基調。米ドル円の為替レートは、大きな流れとして、これまでは徐々に円高・米ドル安の傾向か続いてきたといえます。

 

FXでは、外貨の買いのみならず、売りからも取引を始めることができ、円高基調でも円安基調でも、利益を狙えるのがメリットです。今後の米ドル円の為替レートはどうなるのでしょうか?

 

ドル

為替レートに影響を与える米国内の動き

リーマンショック以降、米国経済は不安定で、政策金利(FFレート)も低く抑えられています。通貨の価格は、経済力、政治力など、その国の力を表すともいわれますから、米国経済の回復や政策がカギとなりそうです。また、米ドルの価格に大きな影響を与えるのは、米国の中央銀行「連邦準備制度理事会(FRB)」の動向です。FRBによる政策金利の決定や、FRB議長の発言には、常に注意を払っておく必要があります。米国の経済指標である雇用統計や住宅着工件数も影響を与えます。つまり、米ドル円の為替レートは、日本国内の要因よりも米国の影響を受けやすいという特徴があります。

 

通常は、基軸通貨である米ドルに対して、米ドル以外の通貨が高いか安いかという観点から、米ドル以外の通貨の値動きは連動する傾向が強いものですが、米ドル円の場合は違った動きをすることがあります。米国は日本企業にとって重要な輸出先であるため、米ドル円の為替レートは日本経済にも大きな影響を与えます。円高が続けば円で換算した純輸出額は減少します。そのため輸出の割合が多ければ円高によりGDPをおし下げることになります。