豪ドルより流動性が低いNZドル

豪ドルより流動性が低いNZドル

豪ドルと強い連動性を持つのがNZドルです。地理的にも近く、政治や経済もオーストラリアとの関係が強く、豪ドルとNZドルはほぼ同じように見られています。英連邦の加盟国であること、高金利通貨であることも豪ドルとの共通点です。

 

一方で、経済規模はオーストラリアの5分のI程度に過ぎず、NZドルは豪ドルよりも流動性が低くなっています。主要な輸出品は酪農を中心とした農産物で、酪農は生産性が高いものの、他には輸出につながるような産業に乏しく、慢性的な貿易赤字という問題も抱えています。

 

リーマンショック以前は、豪ドルよりも高金利でしたが、国内景気の減速により金融緩和政策が採られ、金利が引き下げられました。2010年にはオーストラリアの後を追うように政策金利の引き上げが行われましたが、引き上げ幅はオーストラリアには及びません。政策金利はNZドルの値動きにも影響を与えますから、豪ドル同様、政策金利の動向には注意が必要です。

 

アジアへの資源輸出で好調を保つ経済オーストラリアはアジアヘの資源の輸出で大きな利益を得ている。特に中国の経済成長で大量の資源消費が生み出されることによって、資源輸出国のオーストラリア経済の好調を後押しする形になっている。NZドルも同様の動きがみられる。逆に中国やアジア諸国の成長が鈍化したときには、豪ドルは影響を受ける可能性がある。

 

NZドルの為替レート推移